はじめまして。3児のシングルマザー、るかです。
「共働きなんだから、家事も育児も協力し合って当たり前」
そんな風に考え、毎日がんばってきたあなた。
でもふと気づけば――
当たり前を背負っているのはいつも自分ばかりになっていませんか?
夕方、疲れ果てて帰宅しても、家の中は散らかり放題。
子どもたちは「ママ〜ママ〜」と一斉に話しかけてくる。
夫は早く帰ってきているのに、リビングでスマホ片手に「疲れた〜」とぼやく声を出す。
結局、片づけ・夕食の準備・洗濯・明日の支度…
家事も、子どもの世話も、全部自分だけ。
「疲れているのは私も同じなのに…」
そんな気持ちが積もると、
子どもの小さな失敗にもイライラが爆発してしまい
あとからひとりで自己嫌悪に沈んでしまう…。
「もう限界かも」
そう思って、離婚がちらつく夜もあるかもしれません。
実は、かつての私が、まさにそうでした。
朝から晩まで家事と育児に追われ――
なんとか必死でやっているのに、サポートを頼めば
「できているんだから、このままでいいだろう」
と、自分の当たり前を教えつけてくる元夫。
何度も「もう限界…疲れた」と、幾度と友人に漏らしたか分かりません。
でも、ある時から
「またその話?結局、離婚しないんでしょ?」
そんな風に言われるようになり、誰にも愚痴さえ言えなくなりました。
今、あなたは…つらい気持ちを、吐き出せていますか?
どこにも出せないまま、抱え込んでしまうと
心はどんどんすり減っていきます。
もし今、「誰にも言えない。けど、どうにかしたい。」
そんなあなたには、この記事を通して
今できる行動のヒントを提案できたらと思っています。
この記事では、
どうしてこんなに夫婦間ですれ違いが起こるのか?
その背景を、時代の流れや、男女の脳の仕組みの違いという視点から、
やさしく、わかりやすく解説していきます。
どうぞ、最後までゆっくりお読みくださいね。
疲れた…もう限界。離婚が頭によぎるあなたへ
朝起きて、家族の朝食を作って、子どもを送り出す。
そのまま職場に向かえば、上司からは無茶な指示、
後輩からは終わりの見えない愚痴。
自分の仕事だって、完璧にこなせるわけじゃない。
ときにはエラーだって起きて、落ち込む日もある。
そんななか――
「お子さん、熱が出てます」
保育園や小学校から連絡が入り、慌てて早退して、周囲に謝り倒す。
でも、夫は「今日は無理」「オレの職場は厳しくて」って、
当たり前のように協力しない。
もちろん、職場環境的に仕方がないこともあるかもしれない。
それでも思うんです。
「この子は、私ひとりの子じゃないよね?」
家事だって同じ。
本来、共に平等に行うべきです。
しかし、自ら行動してくれることがなかったりする…
あなたは、いつ自分から気づいてやってくれた?
そんな思いが積み重なっていきます。
「やって」と伝えれば動いてくれる。
でもその反応の鈍さに、こっちの心はすり減っていく。
「なんで私ばっかり、こんな思いしなきゃいけないの…」
そんなふうに、感じていませんか?
るかの元夫の場合
うちの元夫は、自分からは全く動こうとしませんでした。
保育園の持ち物を覚えず…
準備はずっと私ひとり。
服は脱ぎっぱなし、ごはんは食べっぱなし。
お願いすれば返ってくるのは、
「は〜?だるい。オレ疲れてんだけど?」
いやいや、こっちも共働きなんだけど?
何なら今、家庭内ではあなたより働いてるんですけど?
ちょっと片付けを忘れた時だけ、
「これ放置してあったよ?」って指摘される。
いや、それを言う暇あったら洗濯機回してよ…
心の中で何度つぶやいたかわかりません。
そんな毎日が続いて、
気づけばイライラが増して、優しくなれなくなって、
会話が減り、同じ空間にいるのも苦痛になっていきました。
今思い返しても、ため息が出ます。
それでも、私は育児や家事の不満では、離婚には踏み切れませんでした。
我が家は、別の問題(※ギャンブル・借金)で最終的に離婚しましたが、もしその問題がなければ、まだ迷っていたかもしれません。
ちなみに、私が実際に自今を決めたきっかけについてはこちらの記事も併せてご覧くださいね。
今、この毎日を頑張っているあなたへ
今もその日々のなかで、頑張っていあなたは、
本当にすごいと思います。
本当に、本当に、お疲れ様です。
でも……
もし、そんな毎日のなかで突然、夫から
「離婚したい。
家事も育児も、もう限界なんだ」
なんて言われたら――
あなたは、どうしますか?
いきなりの質問に驚いたかもしれません。ごめんなさい。
でも、この問いは、決して責めたいわけじゃないんです。
変わりたいのは、あなただけじゃないかもしれません。
まずは、自分の気持ちに気づいてあげることが大切です。
そして、余裕ができたら
相手の気持ちにも少しだけ目を向けてみてほしいんです。
無理に変わる必要はありません。
でも、ほんの少し視点を少しだけ変えるだけで、
未来の形は変わるかもしれません。
離婚ではなく、“共に暮らす”ために見つめなおす
「夫の気持ちなんて、今さら知りたくもない」
そう思ってしまうのも、当然のこと。
でももし、ほんの少しでも
知ってもいいかなと思えたら
このあとにある、一般的な男性の思考やすれ違いの理由についても読んでみてください。
それが、あなたのモヤモヤをほどくヒントとなればうれしいです。
最新の共働き夫婦の離婚事情
共働き世帯の離婚では、経済的に自立した30代~40代女性が「もう無理」と夫に見切りをつけるーー
そんな背景が、よく語られてきましたよね。
でも最近は、少しずつ空気が変わってきているようです。
男性側が「育児も家事も、もうこれ以上は無理」と限界を感じ、離婚を申し出るケースが、じわじわと増えてきているんです。
「夫婦の限界」は、どちらか一方の問題じゃないのかもしれません。
現代の日本では、夫婦の力関係や限界ラインも、確実に変わってきているようです。
離婚を切り出すのは「夫」というケースも増えている
「限界を感じているのは、私だけ」
そう思っていませんでしたか?
でも実は近年、夫側から「もう無理」と離婚を申し出るケースも、少しずつ増えてきているようです。
その理由は、不倫や暴力などではなく——
「育児や家事へのプレッシャー」といった、日常に潜む目に見えない負担です。
そんなふうに思うかもしれません。
でも、決してそうではありません。
妻が必死に家事も育児もこなしているその傍らで、
夫もまた自分なりに頑張っている。
そして、妻と同じように、誰にも認められない苦しさを感じていることもあるのです。
限界を感じているのは、実は夫も同じだった
限界を感じているのは、自分だけではない可能性を考えたことがありましたか?
妻が頑張って家事・育児をやる傍らで、夫も夫なりに頑張っている。
妻が誰からも評価されないと感じている様に、夫も評価されないことを頑張る苦しさを感じているんです。
たとえば、言われたからやったのに無言だった。
手伝ってみたけれど「やり方が違う」と否定された。
感謝の言葉どころか、ため息や無言の圧で返されることが続けば、
やっても意味がない・自分はこの家庭に必要ないのかもしれないと感じるのも無理はありません。
夫側もまた、自分の立場や将来を考えたときに、
「この家族の中で、自分はどんな存在なのか?」と悩み、
離婚という選択肢に行き着いてしまうことが、確かにあるのです。
次の章では、そもそも夫たちの心情がなぜ変わったのか。
その背景にある、男女の考え方や時代の移り変わりによつ考え方の違いについて掘り下げてきます。
男女の考え方の違いが、すれ違いを生む
夫婦間のすれ違いには、そもそもの脳の違いが関係していることをご存じですか?
男女は、生まれる前から体のしくみも違えば、脳の働き方や感じ方も異なります。
これは、染色体の違いなど、生物学的にも神経学的にも明確な事実です。
たとえば、女性は「共感」や「感情の共有」を大切にする脳の回路が発達しています。
一方で男性は「目的」や「問題解決」に意識を向きやすい傾向があります。
だから、女性は「ただ話を聞いてほしい」だけなのに
男性は「で?何をしてほしいの?」と具体的な答えを求めがちです。
これは、よくあるすれ違いの典型ですよね。
異なるからこそ、惹かれ合う。
しかし、時にぶつかり合う原因にもなるのです。
昭和・平成・令和の「夫婦観」の変化を知る
時代は確実に変わってきました。
昭和の夫と言えば、家事や育児は一切関わらず
家族の中で一番偉い存在として、扱われていたことも少なくありません。
平成には”イクメン”という言葉が生まれ
夫も家事や育児に関わり始めましたが、まだまだ少数派でした。
そして令和では、家事・育児は夫婦で担うのが当たり前といった認識がどんどん広がっています。
実際、あなたの周りにも協力的なパパや家事に参加する夫が増えているのではないでしょうか?
ーーそう、その変化に気付きつつも、うまく適応できずに苦しんでいる男性がいます。
これまで”ほぼ0”だった家事育児負担の参加が、
今では「半分やって当たり前」と言われれる時代。
一方で、ずっと”全部やって当たり前”とされてきた女性にとっては、
「もう半分だけでいよ」と世間の認識が変化した。
同じ”50”の分担でも、どちらがうまく行動ができるでしょうか?
それは、後者です。
『家事・育児の負担は平等であるべき』これは、正論です。
しかし、正解・不正解ではなく
私たちは、前提がまったく違う世界で生きてきたということです。
そしてもう一つ、女性は妊娠・出産という身体レベルで生活が変わる経験を通して
母親になる準備と覚悟をする経過を自然に過ごしました。
勿論、苦手と得意には個人差があります。
多くの女性は、必要に迫られたとき、どうにかする力を持っています。
それに対し、男性はどうでしょうか?
家事も育児もやらなくても誰にも怒られなかった環境で育ち、子どもととも生まれてから出会う立場です。
この違いが、日々のすれ違いに繋がっているのです。
「やってほしい」と「できることならやる」のズレ

家事や育児において、夫に「やってほしい」と思うのは当然のこと。
でも、夫の側は「できることならやるつもりはある」と感じていることも少なくありません。
つまり、ここには前提のズレがあります。
女性は、「やらなきゃいけないことだから、やる」
疲れていても、誰にも言われなくても、とにかく動く。
そうして乗り越えてきた経験がたくさんあるんです。
一方で男性は、
なぜそれをやらなきゃいけないのかが明確でないと動けない
という特性を持っていることが多いのです。
たとえば、床におもちゃが散らかっていた場合
「どうせまた散らかすし、そのままでいいでしょ」と感じる夫。
一方妻は「今やらないと明日もっと大変になる」と思い、動く。
こういった感覚の違いが、
「なんで私ばっかり…」という不満の種になっていくんですよね。
さらに厄介なのは、
夫は「できることならやりたい」と思っているのに、
やったことに対して「やり方が違う」と指摘されたり、
感謝されず無言の反応だったりすると、すぐにやる気がなくなってしまうこと。
そうして、「やりたいけど怖い」「自信がない」「どうせまた怒られる」
——そんな気持ちのまま、だんだんと手を引いていってしまう。
そして最終的に、女性よりも早く「もう無理」と限界を感じてしまうこともあるのです。
このズレを『どっちが悪いか』で考えるのではなく、
『前提が違う』と理解することが、
夫婦としての歩み寄りの第一歩になるかもしれません。
男性の脳は察するが苦手
もう一度、夫との関係を見直してみませんか?
私たちが伝わると思っていた言葉も
相手にとってはピンとこない表現かもしれません。脳の違いや価値観のズレを前提にすると、伝え方も変わってきます。
伝え方を工夫してみる
男性は、“根拠”や“目的”があれば動きやすい脳のつくりをしています。
だから、お願いしたいことがあるときは——
×「ちゃんと片付けておいて」
〇「床におもちゃがあると子どもがケガするかもしれないから、一緒に片付けてくれる? その間に私、洗濯して明日の準備しておくね」
このように
・なぜ必要か(根拠)
・具体的な行動内容
・自分がその間に何をしているか
セットで伝えると、男性は理解しやすく、行動にうつしやすくなります。
そして、忘れずに伝えたいのが「労いの言葉」と「こちらの状況」
たとえば…
「毎日お仕事お疲れさま。家族のためにありがとうね」
「私も今日、ほんとにがんばってきたよ」
「お互い大変だけど、家庭も一緒に支え合っていこうね」
これらの言葉には
あなたの努力を認めてるよ
私もあなたと同じように頑張ってるよ
家族という“チーム”で一緒にいたいんだよ
というメッセージが詰まっています。
人は『自分が必要とされている』と感じたときこそ、動ける生き物です。
特に男性は、『誰かのために、自分が役立っている』と実感できることで、行動が前向きになります。
そして、もう一つ大切なのがーー
男性は『自分の頑張り』には意識が向くけれど
相手の頑張りには気づきにくい特徴もあります。
だからこそ
「私も頑張っているよ。でも、あなたの頑張りもちゃんと見ているよ。」
と伝えることで
お互いが家族という同じチームの仲間であることが、少しずつ心に刷り込まれていきます。
男性はもともと、団結力・役割意識の強い生き物です。
家庭の中でも『家族はチーム』『協力し合ってる』と意識できるだけで、
やる気や向上心が湧きやすくなるんです。
少しだけ視点を変えてみるだけで、きっと何かが動き始めるはずです。
周りと比べず、昨日の夫と比べる

夫が行動してくれたとき、
妻側が気をつけたい最大のポイント
それは、他の家庭の夫と比べないことです。
友人のママから「うちの旦那は、毎日子どものお風呂まで入れてくれるよ」と聞いて、
正直、モヤっとしたことはありませんか?
職場の男性同僚が「昨日も保育園のお迎え行って、夕飯も作りました」なんて話していて、
胸の奥がズーンと重くなった経験、ありませんか?
でも、その時はまず、深呼吸して落ち着いてみてください。
そのママの家庭がどんなやりとりをしているのか、
その同僚の奥さんがどれだけ我慢してるか——
私たちには、知るすべがないんです。
つまり、他の家庭との比較は意味がない。
目を向けるべきは、あなた自身の家庭、あなたの夫なんです。
そしてもう一つ。
夫に対しても、
「〇〇さんの旦那さんはこんなにやってるのに」
なんて伝えていませんか?
男性にとって、知らない誰かと比べられることは、ただの屈辱。
やる気を失わせるだけで、前向きな行動にはつながりません。
では、どう伝えたらいいのか?
答えはシンプルです。
『昨日の夫』と比べて、褒める・認める・フィードバックする。
たとえば——
「前よりすごく手際よくなったね!」
「お皿洗ってくれてありがとう、助かったよ」
「この間こうやってくれたやり方、すごく良かったから今日もお願いしていい?」
こんな風に、過去の夫との比較なら、相手も素直に受け取りやすく、やる気も生まれます。
夫に変わってほしいと願うなら、
まずは過去の夫と比較して良かったことから
見つけて・伝えて・今の夫も認めることを意識してみてくださいね。
その先に、お互いがちょっとずつ変われる未来が待っているかもしれません。
ここまでの、まとめです。
・男性側が家事・育児負担に限界を感じて離婚を切り出すパターンも増えている
・時代とともに夫婦のあり方が変わってきたが、男性はついてこられていない
・男女は脳の仕組みが違うから、すれ違いやすい
・家族=チームだと刷り込み、夫にも当事者意識を持ってもらう
・他人と比較せず、過去の夫と比べてフィードバックする
・感謝の言葉と共に、「私も頑張っている」と共有する
まとめ

ここまで読んでくださったあなたは
きっと、たくさんの葛藤や悩みを抱えながらも
「このままでいいのかな?」と、立ち止まって考えてきた方だと思います。
どこかでいつも夫を気遣って
家族として、まだできることはないか考えてきた。
それはもう、一生懸命向き合ってきた証拠です。
あなたが離婚が頭にはよぎるけど、踏み切っていないのは
それはきっと、まだできることがあるかもしれないと、どこかで思っている気持ちのあらわれです。
その気持ち、痛いほどわかります。
私もかつて、検索して、試して、悩み抜いて
必死に向き合ってきました。
響かない一定層の人がいるのも、事実です。
歩み寄ったのに変わらず…
相手が一向に変わらない時には、まず
「男女の脳の違いのせい」「時代背景の影響」と考え、深呼吸をしてみましょう。
それでも、あなたの頭に「離婚」がよぎり
誰にも吐き出せず、ただただ苦しんでいるのであれば
いつでも私にこちらからメッセージを送るか
こちらのインスタアカウントからDMをください。
お話伺わせて頂きます。
その時は、一緒に悩み、考えましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。