はじめまして。3人の子育てをしているママ、るかです。
子どもが生まれるまでは、夏といえば音楽フェス。
友達と一緒に回ったり、
1人で好きなアーティストを追いかけ回ったり
毎年、思いっきり楽しんでいたけれどーー
子どもが生まれてからは行けていない。
そろそろ…また夏フェスに行きたい。
子どもがいるからって、好きなことをあきらめたくない!
そう思い始めたあなたに、私はこれだけは断言できます。
子連れでも、フェスは楽しめます!
私は4年前から、毎年ワンオペで子どもを連れて野外フェスに参戦。
一昨年からは、3人の子どもを連れて参加しています。
…とはいえ、たくさん失敗もしてきました。
持ち物リストを調べてバッチリ準備したはずなのに、
「こんなところに落とし穴が!?」という事態が山ほどありました。
・子どもが昼寝してステージを断念
・食事の行列に、子どもたち大狂乱
・ライブの途中で「トイレ!」と叫ばれた
・子どもが突然走り出して、冷や汗
・子どもが転んでけがをして救護室利用
全部、体験済みです。
「子どもが生まれてからフェスに行けていない」
「いつか行きたいけど、現実的に無理かも…」
「夫が前向きじゃないから、あきらめるしかない?」
そんな不安を感じているママ・パパに向けて、
この記事では、ワンオペで3人を連れて野外フェスに毎年参戦している私が、
失敗を重ねながら必要と感じた持ち物リストと当日の過ごし方や心構えを紹介します。
どのフェスが子連れに向いている?
何を持っていくべき?
本当に楽しめるの?
そんな疑問を、まるっと解消できるように――
実体験をもとに、リアルにお届けします!
項目別必須持ち物!チェックリスト付
夏フェスは、暑い中で行われるというところが大きなポイントになってきます。
そして、子連れならではのグッズも多くあるので、持ち物を大きな項目に分けて説明をしていきます。
どれを買えばいいか迷う方は、私が購入したアイテムを載せるので、そちらを参考にしてくださいね。
冷却対策
日焼け対策
移動サポートグッズ
子どもに必要なアイテム
番外編として
テント貼れるところなら、これがおすすめ!!!
こちら…ママひとりで設置から片付けまで簡単に出来ちゃいます!!
チェックリスト配布
ワードで自分でアレンジも希望の方はこちらから *コピーして使用してください。
fes_checklistPDFでダウンロード対応
ちなみに、収納方法ですが、私は大き目なリュックに基本入れ
手荷物に、おやつ・飲み物・おにぎりを入れてベビーカーにかけ、すぐに取り出せるようにしていました。
クロークもありますが、預けるのも引き取りも手間が掛かるので、私は全て持ち歩いていました。
4大夏フェス子連れ比較|自分に合うフェスとは?
こちらの表にまとめてみました!
フェス名 (略称) |
ロッキン | フジロック | サマソニ | ライジングサン |
場所 | 千葉 (蘇我) |
新潟 (苗場) |
千葉 (幕張) 大阪 (吹田市) |
北海道 (石狩市) |
開催時期 | 8月上旬 | 7月下旬 | 8月中旬 | 8月中旬 |
こども料金 | 未就学児無料 | 未就学児 保護者1名につき1名無料 |
小学生まで無料 | 未就学児無料 |
キッズエリア | 各ステージ子連れ用スペース有 | 森を切り開いた子どもが遊べるスペースあり 自然の中で楽しめる |
子どもが遊べるスペースあり イベントあり 授乳室&おむつコーナー完備 |
子どもが遊べるスペースあり ワークショップやイベントあり |
屋内あり・なし | 使用しないドーム有 | なし | 屋内ステージあり | なし |
魅力 | 日本人アーティスト中心。 会場外にモールあり。 小規模なので移動少なめ。 |
自然&キャンプ+音楽体験。 とにかく広く、海外アーティスト含めて音楽ジャンルを網羅できる。 |
屋内で避暑できる! 室内空間にキッズスペースがある! |
涼しい&キャンプOK! かなり広いので、移動距離はある。 |
このように、それぞれのフェスには個性があります。
サマソニは、都市型でアクセスも良く、屋内ステージもあるので暑さが苦手なファミリーには安心。
フジロックは、自然とキャンプ体験も一緒に楽しめるのが魅力。音楽だけでなく非日常のアウトドア体験をしたい家族向けです。
ライジングサンは、涼しい北海道での開催。夜通し楽しめるフェスですが、遠方からのアクセスがネックになることも。
ロッキンは、2ステージ構成で移動も最小限。
ショッピングモールが隣接していて、休憩やトラブル対策にも心強い環境が整っています。
後は、自分が何を望むのかで決めてみて下さいね!
ちなみに私は、
「野外フェスが好き」
「移動を最小限にしたい」
「暑さ対策がしやすい」
「何かあってもすぐに買い足せる環境がある」
「こども未就学児全員無料」
そして、最寄り駅が武蔵野線沿線だった…
…そんな理由から、ロッキンを選び、参戦しています!
ここからは、私のロッキン参戦時の体験録をお伝えしますが、心構えはどのフェスでも共通になります。
ぜひ、参考にしていただけたら幸いです。
ロッキン参戦歴4年ママの失敗から学ぶ心構え
「子どもにも生の演奏、野外ライブを楽しんでもらいたい!」
「私もこの夏、自分らしく思いっきり楽しみたい!」
そんな思いから、私は思い切ってロッキンにチャレンジしました。
結果は…
とにかく疲れた。だけど、最高でした。
そこから毎年参加し、今年で5年目。
少しずつ経験を重ねて、我が家ではフェスが夏の恒例行事になっています。
初年度の反省と気づき
最初の年は、「せっかく行くならたくさん見たい!」という思いが強く、つい自分のペースに子どもを合わせようとしてしまいました。
その結果――
・トイレ問題で大パニック
・水分補給後にトイレ連発
・途中でグズる、走る、疲れる…
・抱っこや寝かしつけに手が足りない
自分の主観を押し付けず、子どもたちに寄り添うことが何より大切だと気付きました。
楽しむために変えたポイント
・絶対見たいアーティストは2組までに絞る。
それ以外は「見られたらラッキー♪」の気持ちで!
せっかくの機会!
気になるアーティストを網羅するためにステージをはしごしたい!気持ちも分かりますが…
子どもにとって意味の感じられない移動はストレスになってしまい、ぐずる原因にも繋がるため…絞ることをおすすめします。
・子どもが飽きないように、外のダイソーでシールブックや光るグッズを調達したり、アイスを食べながら避暑して気分転換。
・キッズエリアや芝生で遊ばせて、自然に昼寝タイムへ。
*我が子は大物アーティストの生歌を傍で聴きながら昼寝をしており、なんて贅沢なんだ~と感じました。
・抱っこができる年齢の子は、抱っこ+バスタオル+扇風機” のセットで快適に寝てもらう。
・トイレは、アーティストの感覚で必ず連れていく。
目当てのアーティスト演奏中に行きたがっても、仕方ないと割り切って連れていく。
子どもと一緒に“また行きたい!”に育てる
初めてのフェス参加で、上の子から
「また行きたいね!」
と、嬉しいひと言がありました。
それがきっかけで、翌年からは子どもたちも「今年も行こうね!」と楽しみにしてくれるように。
子どもが自ら「また行きたい」と思える工夫をすることで、
ママも思い切り楽しめる空間が自然と生まれました。
最初は無謀だと言われたワンオペ参戦も、
今では家族の思い出づくりの大切な夏のイベントに。
だからこそ、これからチャレンジしたいと思っているあなたにも、
「子どもと一緒に楽しむ夏フェス」が叶うように、私の経験が少しでも力になれたら嬉しいです。
当日の導線とおすすめスケジュール
ここからは、私が毎年ロッキンに参加する中で見つけた
「子連れでもスムーズにフェスを楽しむための導線と動き方」を紹介します。
事前にざっくりとした流れを把握しておくだけでも、安心感が全然違います。
まず…
京成線千葉寺駅、JR千葉みなと駅、JR千葉駅まで行き帰りで、無料シャトルバスが出ています。
蘇我駅から15分で歩けますが、現地の近くまでバスで行きたい方は、こちらをご検討ください。
全体マップ
まず、フェスの全体図を確認してみましょう。
赤いストライプが書かれているところが、ステージです。
全部で4つ設置されており、それぞれ対面しているステージで、交互に演奏が行われます。
対面になっているステージは、離れてしまいますが、自分が居るエリアから対面先のエリアのモニター音楽を楽しむこともできます。
ドーム会場は天井はないため、冷房完備がある訳ではありません。
しかし、トイレがキレイであること・日差し回避ができることから、休憩場所として最適です。
臨時の簡易トイレもたくさん用意されていますが、子どもたちの力では水を流すことが難しいです。
余裕があれば、アリーナ内もしくは蘇我公園内備え付けの多目的トイレを使用することがおススメです。
開場後〜午前中
入場したら、まずフォトスポットへ!
朝は人も少なく、子ども元気なうちに撮っておくと◎
後になるほど混むので…子どもがグズりだし並んでいられなくなります(途中で離脱した経験あります泣)
グッズ購入は朝イチor夕方が狙い目!
公式グッズは予約ができるので、自分のペースで購入しにいけますが、各アーティストのグッズは事前購入できないので、朝の段階で目当てのグッズをゲットするのがおすすめです!
公式グッズ希望で、こだわりがなければ夕方の空いている時間を狙って購入も可能です!
フェス飯は朝ごはんがおすすめ!
朝なら屋台もまだ空いています。
子ども向けのフード(フランクフルト・餃子・唐揚げ・焼きそば・かき氷など)も、スムーズにゲット!
我が家は絶対!かき氷を求められます。
本来なら暑い!かき氷!!と、昼過ぎピーク時に食べたいのですが…
他のみんなも同じ考えなのでとにかく!混むので…朝イチ買います。
ゲートをくぐってすぐにある、「ゆうやけ食堂」
導線にありますし
朝だと空いているので、大して並ばず何店舗もハシゴできます!
そして、落ち着いたら
ステージ近くにあるキッズゾーンで音楽鑑賞スタート!
子連れのために確保されているキッズゾーンは、例年ステージの近くにある車いすマークの左となりに設置されています。
モニターとステージ全体が見やすく、子どもも自由に動けるので安全です!せ
目当てのアーティストの前にはトイレを!
水分補給が多くなるので、演奏前のトイレは必須となります。
ただし!行った後でも、演奏中にトイレに行きたがることも…。
そんな時も念頭に入れ、「そんなことあるよね~」って温和な気持ちで対応できたら最高!
ドームの2階にある多目的トイレを使用すれば、出てからすぐ上から会場も見渡せるので、こんな観戦もあってよいね~と、見方を変えられるのグー!
お昼前〜午後の暑さピーク
12時近くになると、一気に暑さと疲れがやってきます。
子どももぐずり出す頃。
早めに日陰や休憩所へ移動を。
おすすめ避暑エリアは
・ドーム内:座れるスペースが十分があり、風通しもよいです
・芝生ゾーン:レジャーシート+日傘でお昼寝にも◎
・氷を降らすエリア:子どもが大喜び!
それでも暑い・飽きてるときは
商業施設(ショッピングモール)に避難しましょう。
・冷房◎
・アイスやドリンクもゲット可
・ダイソーでシールブックや光るリング購入してリフレッシュ!
水分補給&冷却を忘れずに
・給水スポットをこまめに活用
・ポンチョやペットボトルで体を冷やす
十分リフレッシュができたら~
芝生の上を駆け回らせよう!
走り回っても怒られない雰囲気なので、少し自由にさせてあげるのも大事なリフレッシュ。
その間にも、近いエリアの音楽は堪能できます。
午後〜夕方
午後のスケジュールはゆるめに設定します。
この時間帯は体力も集中力も落ちてくるので、無理せずペースダウン。
見たいアーティストは
もしくは、ドームの2階からゆったり眺めるのも通です!
前方じゃなくてOK。
ゆったり楽しめれば十分!
色んな箇所にフェスならではの装飾が見られます。
子ども達は、そういった見慣れない装飾を見るのも楽しいそうでした。
お目当てのアーティスト以外の時間は、世界観を楽しむのも醍醐味です。
帰りのタイミング
目当てのアーティストが終わったら、帰宅がおすすめ。
遅くなると子どもたちも疲れるし、電車も混みだします。
夜のフォトスポット撮影を望むのであれば、ラストアーティストの演奏中がおすすめ!
みんなが見入っているので空いています。
しかし!目当てがラスト出演なのであれば、それは見ましょう!
ただ…3~4曲で撤収準備開始がおすすめ。
最後まで見たい気持ちもありますが、帰りのシャトルバスや電車は大混雑。
特に子ども連れは、早めに動くとラクです。
帰り道は、子どもも疲労MAX!
駅までも十分歩ける距離であっても、子どもたちにとっては苦行。
蘇我駅まで歩いて帰るのはしんどくなっていることも多いので…バス利用おススメします!
シャトルバスでは座れるよう、スタッフに「子連れです」と声をかけると、
優先案内してもらえることもあります!
完璧を目指すより、ゆるく楽しく。
そして、「また来たい!」と思える体験を親子でつくっていけたら最高の夏になるはずです。
まとめ|“好き”を諦めない夏の一歩に
子どもがいるから、自由に動けない。
自分の「好き」を我慢するのが当たり前になっていた――
そんな風に感じているママも、少なくないと思います。
でも私は伝えたい。
「ママになったからって、夢中になれる時間を手放さなくていい。」
フェスという場所で
子どもと一緒に笑ったり、踊ったり、寝っ転がったり――
“いつもとちがう夏”を過ごせたことで、
私自身、また一歩、自分を取り戻すことができました。
ママがひとりで子どもを連れていると知る他の参戦者は、
いつも気軽に声を掛けてくれます。
「すごいね~手足りる?なんか手伝おうか?」
ありがたいことに、いろんな方が声を掛けてくれます。
フェスって一体感があることもあり、みんなが仲間って認識強くなっています。
ここで、とっても大切なのは
声を掛けて貰った際には、恥ずかしい・申し訳ない。
そんな気持ちは捨てましょう。
「ありがとうございます!お気持ち嬉しいです。」
そう返すことで、お互い気持ちが温かくなります。
時には、子どもを追っかけて連れてきて貰ったこと
トイレを譲って貰ったこと
多めにあるからと塩分タブレットを貰ったこと
一緒にかけっこして貰ったこと
テーブルまで購入した料理を運んで貰ったこと
た~くさんの方の手をお貸しいただきながら、過ごしています。
お陰で、子ども達は
世の中にはたくさん親切な人が居る
私も同じように他の人に親切にする!
と、心構えを持っていて、担任の先生方から
いつも彼女らは友人たちが困っているとすぐにサポートしてくれると
お褒めの言葉を受けています。
フェスの経験が、普段の生活にも生きていることも嬉しいことです。
うまくいかないこともあるけど、
準備とちょっとの勇気があれば、ママだって楽しめる。
この記事が、あなたが一歩を踏み出すきっかけになりますように。
迷ってるなら、まずは持ち物チェックリストから始めてみてくださいね◎ アイテムの準備をしたい方は それでは、今年の夏フェスを楽しみましょう! 私は、SUPERBEAVERが大好きです。 夏ではありませんが、 ロッキンに関しては、夏本番前にお試しできるフェスがあります! それが、JAPAN JAM! 同じ蘇我公園で、4月下旬に行われる音楽フェスです! 規模が小さめになっていること、夏フェスより人数が少ないこと、なりより気候がまだ心地よい日差しであること。 を加味すると、いいジャブになります。好きなアーティストが出ているかチェックし、出ているなら、検討してみてくださいね。 2025年は、4/29、5/2〜5/4で開催をしています。 私も、JAPAN JAMにも参戦予定です。
→ [持ち物チェックリストはこちら(PDF)]
アイテム一覧の隣にあるリンクも参考に覗いて見てね!
彼らの出る日に、参戦しているかと思います。
夏本番の前に、JAPAN JAMを堪能するのもひとつです。
気になる方は、こちらからチケットを覗いてみてくださいね😊