こんにちわ。
このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
私は第3子出産時、生死をさまよったアラフォーママです。
この経験を通し、これからの人生を考えた末にシンママも道を選びました。
めんどうじゃない?
そんな風に考える方も少なくないでしょう。
今回のテーマは、離婚するまでの手続きについてです。
離婚後にもさまざまな手続きが必要ですが、今回は離婚成立までに必要な手続きに焦点を置いて説明していきます。
今後の参考に、ぜひご覧ください。
離婚の種類と手続き方法
離婚には、協議離婚・調停離婚・裁判離婚の3種類の方法があります。
それぞれ特徴と手続き方法、その際のポイントについてです!
協議離婚
夫婦が共に合意をしている際成立する方法で、日本人の9割はこの方法で離婚しています。
手続きはシンプルで、離婚届とを役所に提出をすれば完了です。
クズ夫との離婚なら、調停離婚一択でしょ!と、思う方もいるかもしれないのですが…
家も職場もクズ夫に知られていない状況であれば、この後に説明している調停離婚が公平かつ安全に話をすすめられると思います。
しかし!クズ夫をいかに、納得させ平和に離婚するかを目的とするのであれば、できる限り協議離婚に持ち込むことがおすすめです。
場合によってはすんなり話がまとまる場合がありますし、財産分与に関しても当人同士での取り決めになるので、場合によってはより多くの財産をしっかり確保できる可能性もあります。
約1年掛かりましたが、お陰で必要な権利獲得と、今では穏便な関係が保たれています。
提出に際して必要な手順や準備はこちら
①離婚協議書、もしくは公正証書の作成
項目 | 離婚協議書 | 公正証書 |
作成方法 | 夫婦間で作成 | 公証役場で作成 |
作成費用 | 無料(自分で作る場合) | 数万円(公証役場手数料が必要) |
法的効力 | 直接的な法的効力なし | 強制執行が可能 (養育費未払い時の差し押さえ等) |
記載内容 | 養育費・財産分与・慰謝料など | 養育費・慰謝料の支払い義務を明確化 財産分与など |
どちらか一方あれば問題がありませんが、クズ夫の場合は強制力が強い方が良いので、公正証書の作成がおすすめです。
*公正証書の作成方法は、下に詳細があります。
②親権の決定(未成年の子供がいる場合に必須)
*面会の取り決めもしっかり決めておきましょう!
③財産分与の取り決め
*財産分与に関しては、下にある別項目で詳しく書いています。
④離婚届証人欄に2名の署名と捺印を依頼
婚姻届け同様、承認が必要・・・私は両家母に書いて貰いました。
⑤戸籍謄本の取り寄せ
こちらは、住民票地と本籍が同じ市内である場合には必要ありません。
⑥夫婦それぞれ離婚届へのサイン
これ!実は一番大切。
離婚に承諾したり、勢いで「離婚してやるよ!」発言をした時がチャンス!
後からサイン渋るクズもいるので、早い段階でゲットすることがおススメです。
私は友人のアドバイスで、切り出した際、逆ギレをされたタイミングにすかさず書いて貰い、保管していました~。
調停離婚

こちらは、親権や財産分与などが夫婦間だけでは話がまとまらなかった際行う方法です。
家庭裁判所で調停委員が間に入り、夫婦間の合意を目指します。
必要な準備と手続きがこちらです。
①家庭裁判所への離婚調停申し立て書の提出
②裁判所での調停手続き
(月1回程度、数ヶ月かかることが多い)
③合意成立後、調停調書を基に役所へ離婚届を提出
*調停調書とは、家庭裁判所などで調停手続が行われる際、過程で出た当事者意見や主張、調停委員の助言、合意内容などを公式に記録した文書です。
調停を起こすためには、必ずしも弁護士を立てる必要はありませんが、自分の利益を守るために弁護士を立てることをおすすめします。
弁護士相談おすすめ3選!
1つ目は、役所にある弁護士相談を利用する!
無料で役所によって決められた時間・回数内で相談が可能です。
離婚に際しての必要な知識を得られます。直接弁護依頼は出来ず、弁護士の紹介もないのですが、必要な知識と弁護士選びのポイントを教えて貰えます。
2つ目は、法テラスへの相談。
自分の収入に合わせ、無料や安い料金で相談に乗ってくれます。
その後正式に弁護士依頼をすることを決めた際には、自分に合った弁護士の紹介をしてくれます。
3つ目は、周りの友人に紹介して貰う。
実際に利用して友人が良かったと感じた弁護士であれば、安心して任せられます。
なにより、評判がよい弁護士の先生方は紹介のみ受けていることが多いため、紹介して貰えることは強みにもなります。
長い話し合いを共にするパートナーになる方だから、合うと思った方にお願いできれば、より安心して臨めるよね。
裁判離婚
調停が不成立した場合、次の手段として使われる方法です。
裁判所の判決により、離婚が成立します。
必要な準備と手続きがこちらです。
①訴状の作成・提出
(弁護士依頼が一般的です。)
②証拠の収集
(DV、不倫、経済的虐待など)
③裁判所での審理・判決
(数ヶ月~1年以上かかる場合もあります。)
④判決確定後、役所へ離婚届を提出
こちらに発展をしても、相手が大きな問題を抱えていない場合や証拠がない場合には、成立をしない事もあります。
相手が上手だと、負けることもあります。
不倫・暴力などの決定的な証拠がある際には、勝訴の可能性が高まるのですが、何もしないことが理由であった場合には中々苦戦するそうです。
財産分与
財産分与とは、婚姻期間中に夫婦が共同で築いた財産を公平に配分することです。
法律上、夫婦の貢献度は基本的に半分ずつとみなされるため、専業主婦であっても財産分与の権利があります。
対象になるもの
対象財産 | 詳細 |
---|---|
不動産(自宅・土地) | 住宅ローンが残っている場合、売却するか済み続けるか決める。 ローンの名義や負担割合の確認。 |
預貯金 | 婚姻期間中に貯めた預金は分与対象。 個人名義の口座でも、共有財産に該当する場合がある。 |
退職金・年金 | 退職金は婚姻期間に相当する分を分与対象とすることが多い。 年金分割制度を活用し、厚生年金を分けることが可能。 *夫の扶養の場合には手続した方が得です。 厚生年金受給している方の場合にも、産休育休中期間は支払いをしていないため、手続きをした方が受け取れる金額が増える可能性がある。 |
家・車・家具・家電 | 所有者の名義や購入費用の負担割合を確認。 基本的に婚姻中の購入したものは全て分与対象。 |
保険(生命保険や学資保険) | 解約返戻金がある場合は分与対象。 受取人を変更するなどの対応も必要。 |
負債・借金 | 夫婦共有の借金(住宅ローン・カードローンなど)は分与対象。 ギャンブルや個人的な借金は、対象外! |
1番困るのが、住宅の名義やローン返済について…。
売る?住み続ける?誰がローン支払い続ける?
正直、住んでいた家にこだわりや執着がないのであれば、売買が一番スッキリします。
売れるまでの過程にやきもきしたり、時間は掛かるのですが、あとくされはありません。
「欲しい家具は譲るので、家と多少の蓄えを譲って欲しい。離婚後速やかに家を出て、実家に戻るなりして欲しい。」って伝えたよ。
ぐうの音も出ないといった様子でした。
離婚そのものを説得するのに約1年費やしましたが、ここは勝ち取れました。
自分の記録も証拠になるので、「いつどんなことをされた・言われた・メールの記録・写真」などは記録をおすすめします。
話し合いのために、指標となる資産と資産のリストアップしておくとスムーズです。
通帳・クレジットカード明細・ローン契約書を整理し、財産分与の交渉を有利に進めるために証拠を確保しておきましょう。
公正証書作成
ある程度財産分与と親権について決まったら、町役場に相談の予約を入れます。
時期によっては混んでいて、私は1ヶ月待ちました。
公正証書作成依頼の相談は片方で大丈夫ですが、正式に書類作成完了するためには2人揃って行く必要があります。
作成依頼の際、ざっくりとした内容を伝えてると、整理してくれ、足りないことなどはあちらが確認しながら一緒に作成してしてくれます。
私はネットにある証書のフォーマットを元に作成したのですが、そんな必要もありませんでした。
足りない必要書類は、後日郵送などでも対応してくれます。
中には司法書士・弁護士・行政書士に依頼するパターンもありますが、お金が高額です。
夫婦で話し合いが済むのであれば、直接町役場の公証人に作成して貰うことがおすすめです。
作成には2週間〜1ヶ月程時間を要し、出来上がった仮の文書が自宅に届きます。
夫婦それぞれ分印刷した用紙が届くので、それぞれ確認します。
いつまでに読んでくれと伝え、期日に問題なかったかを確認しましょう。
クズ夫は…ずるずる読まないことがあるので、時間を作って一緒に確認する必要も考えられます。
この書類に費用も記載してあります。
財産分与に比例した金額が発生するそうですが、相場は3万〜10万円とのことでした。
内容を夫と確認し、変更点があれば電話で伝え、問題なけれれば手続きの予約を入れます。
予約日は平日になるので、夫に休みを取ってもらう必要も出てきます。
しっかり、予定確認をした上で予約しましょう!
当日必要な物も書類に記載があるので、しっかり夫に準備して貰うことも大切です。
最低限必要な物は、本人確認書類(免許書など)と実印、実印証明書です。
更に当日辿り着くまでも、至難だったりしますよね。
町役場でも、子どもたちがそばにいることもあって、穏やかに手続きを終えることができたよ。あ~緊張したなぁ。
ちなみに、町役場への支払いは約4万円でした。
まとめ

離婚するまでにも、離婚した後もさまざまな手続きが必要です。
やることが多すぎる!と、くじけそうになるかもしれませんが、クズ夫を断ち切ってからの長い人生を考えてください。
今頑張れば、あなたはクズ夫に縛られず自由を手に入れられます。
手順は、この記事を見れば解決します。
他の記事もご覧いただいた上で、離婚を決意した際には、またこの記事をご覧ください。
その際の、サポートとなれば幸いです。